メモ帳

メモ帳🗒

Corticospinaltract

Today’s study

・Corticospinaltract(pyramidal tract)

 

 

Pathway 

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基本構造

錐体路は6層(分子層,外顆粒層,外錐体層,内顆粒層,内錐体層,多型細胞層)にも及ぶ大脳皮質から起始し,内包後脚,脳幹(中脳大脳脚,橋,延髄錐体)を経て脊髄中を下降する.延髄下端において外側皮質脊髄路と前皮質脊髄路に分かれる※1(錐体交叉という).

また、大部分(約8割)が外側皮質脊髄路に連絡するようである.

起始をBrodmannの分類からみてみる.

中心溝より前の4野(一次運動野)と6野(前運動野・補足運動野),そして,1・2・3野(一次体性感覚野)から起始している

 

錐体路は数百万にも及ぶニューロンから成り,それぞれのニューロンは生後2年の間にミエリン鞘で包まれる.それにより跳躍伝導が可能となる.

 

※1 反対側だけではなく一部が同側の外側皮質脊髄路を下降するものもあるという記述も見かけられる.

 

大脳皮質の細胞層

分子層

Canal-Retzius Cellが存在し水平方向に軸索を伸ばすことやreelinを分泌することを特徴とする.

 

外顆粒層

星状細胞が存在

 

外錐体層

錐体細胞が存在

 

内顆粒層

星状細胞や外バイヤルジェ線が特徴

内錐体層

1次運動野にはBetz’s giant pyramidal cellが存在.

内バイヤルジェ線が見られる

多型細胞層

錐体細胞のほかMartinotti cellが存在.

 

 

一般に,運動野であれば外・内錐体層が発達し,感覚野では,外・内顆粒層が発達している.